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2018年 07月 17日 ( 1 )

酷暑とのたたかいの中

 3連休が終わりましたが、あの悪夢の豪雨災害以来、朝から夜まで東奔西走、様々な問い合わせや要望に走っています。

15日には、辻県議らと御幸町付近を調査しました。
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 あるお宅では、倉庫に置いていた工作機器が水につかり、数百万円規模の損害だそうです。
 「排水ポンプの機能を調べてほしい!」と強い要望を受け、今後、排水能力について調べることになりました。
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 また、別の地域では、水路から水があふれ「道路をナマズが泳いでいた!」とのことです。

 福山市からの「り災証明書」についての説明は何もなく、書類の書き方も連絡がなかったとのことです。
り災証明の申請書類や支援制度の一覧を配ると、「市役所まで取りにいけないので助かる」と話されていました。
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 16日には千田町から「とにかく見に来て!」との要請を受け、駆けつけました。

 聞けば、あの悪夢の週末。豪雨で避難指示が出た時には、家の前の道が冠水し、濁流の川が出来、逃げるに逃げられなかったそうです。
 「誰も助けてくれなかった」「逃げろと言われても、もし道を歩けば流された」「道路が通行止めになり、水が引くまで1日以上かかり、ずっと部屋の中にいた」とのことでした。
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 冠水地域の排水機能について、調べることになりました。
 
 この町内の水路には、一抱えもある大きな岩が上流から流れつき、流路をふさいでいました。
 撤去の段取りをして移動しました。

 その後は、神辺町にも訪問。
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かさ上げして建設したマンションの、腰まで水があふれたそうです。
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 マンション1階の住民は全員が床上浸水し、不動産業者さんの都合で、引っ越しを強いられたそうです。

 ところが、誰一人として、「り災証明書」は作っていませんでした。また、誰からも、り災証明の説明も書類も回っておらず「保険や車はどうするの?」と疑問があったそうです。

 手元にあった「り災証明申請書」を配り、書類手続きのやり方を説明しました。

 皆さんは、発災以来、不眠不休で後片付けをしているうえ、この酷暑です。過労もピークになっており、市役所の職員の対応などについて、たくさんの意見を口々に話しておられました。
 これまで福山市は「行財政改革」として、、市役所職員を減らしてきました。そのため、現場の職員は少ない人数で、テンテコ舞いになっています。

「公務員を減らせ!」と声高に叫んでいた政治家の人たちは、現状をどう見ているのか・・・ 
被害にあわれた方々の悲痛な思いを聞きながら、行政の役割について考えさせられました。
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 今日は、草戸町のため池の決壊現場に調査に行きました。
この地域も高齢者の方が多く、床下の泥のかき出しなど、圧倒的に人手が不足して困っておられました。
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 業者さんに来てもらい、床下の泥のかき出しは一部分は解決はできたそうですが、周辺の田畑は後回しだそうです。
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それなのに、この地域でも、り災証明の申請手続きについては誰も説明を受けていませんでした。
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 持ち歩いていた、「支援制度の一覧表」などを手渡し、制度の紹介をすると、「市役所に行けないので助かる」と話されていました。

さらに、上流のため池が決壊し、いまだに水が出続けていました。
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すさまじい豪雨の威力で、もともとの地形が全くわかりません。
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 復旧には相当に時間がかかりそうですが、下流で工事をしていた業者さんによると「道路の泥かき」だけを市から依頼され、工事をしている、とのことでした。

 2次災害防止のための対応が必要です。

さらに、砂防ダムの建設予定地も調査です。
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 上流の山から次々と土砂が流下した上、水路管理をする人が高齢で「自助・共助では災害を防ぎきれない!」と切実な声を聞かせてもらいました。
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 広島県は、全国でも「ため池」と「土砂災害危険個所」が多い自治体ですが、そのための管理予算は十分ではありません。

今回のため池の決壊や、砂防ダムがあふれた県などは、まさに広島県の治水・治山行政の貧困さが露呈した事案です。

山崩れや鉄砲水を未然に防ぐための、思い切った予算配分が必要だと、切実に感じました。



 





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by tsuchiya-t-fjcp | 2018-07-17 15:04 | Comments(2)