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期待裏切りませんでした 八法亭 みややっこさん(弁護士) 憲法噺

 本日は、「第60回 福山母親大会」に一日中参加していました。
 この、母親大会とは、1954年、日本の母親たちが「核戦争から子どもを守ろう」と世界に呼びかけて開かれている女性の集会ですが、男性も毎年たくさん参加しています。

 午前中は「子育て」や「教育」など、8つのテーマに分かれて参加者と専門家が議論する分科会が開かれましたが、「教育」分野の専門分科会に出席しました。
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 45人の市内一円から集まったママさんや教員が「学校」をテーマに語り合いました。
「いまの学校って先生は疲れているし管理は厳しいし・・・」と感じていますが、それを交流する場も、意見を学校にぶつけることもありません。

 そんな中、先生がおかれた長時間労働が常態化する現状や、貧困化が進む子どものくらしの実態、国の教育行政が目指すもの、など交流されました。
参加した人たちは「学校について自由に意見を言える場がもっと必要」と感想を出し合っていました。

 午後からは、オープニングの後飯田 美弥子弁護士こと、「八法亭 みややっこ」さんの憲法談議を聞きました。
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氏は、憲法を講談ではなく、落語で語る弁護士です。

 普通、憲法の講演となると、お堅いイメージがありますが、みややっこさんはカルチャーショックです。
 和服姿で登場し、高座に座って、憲法について落語調で語りました。
 裏千家の茶道もたしなみ、書道四段、自分で着物が着られる大の日本文化通だそうですが、自民党の改憲草案に謳ってある「日本を愛す・・・」くだりをケチョンケチョンにたたく様子はスキッとしました。
八法亭とは、所属する八王子合同法律事務所を縮約したネーミングだそうです。
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 自民党は、日本国憲法を目の敵にしており、党として「改憲草案」を発表しましたが、この中身はあまりにもひどい、前近代的な憲法ともよべない代物です。幅広い識者や国民から、多くの批判が噴出しましたが、この自民党改憲草案に危機感を抱いたみややっこさんは、高校時代の落研出身の経験を生かし、落語で憲法を語り、多くの人に今の日本国憲法の大切さを知ってもらう活動を始めたことから、憲法落語を始めたそうです。

 話の内容は、花伝社から「八法亭みややっこの憲法噺」というブックレットが発行されているので、詳しくは延べられませんが、現行憲法と自民党改憲草案を比べつつ、平和主義の放棄、「公益及び公の秩序」による人権制限、民主政への国家の介入、国家緊急権など、自民党憲法草案を痛快に批判します。
 また、改憲案は愛国心や伝統の尊重を強調していますが、著者はその内容について古典文学や歴史の豊富な知識で反論しました。

 例えば、みややっこさんの母親が、戦中に教師だったこともあり、教育勅語や「君死にたまふことなかれ」を暗記していて教えられたという実体験から出発して、「国を愛する心」について、憲法で強制することに対して反論を展開するのです。
 また、戦前の女性の人権状況を、無能力と姦通罪は女性だけが処罰されていたことを当時の歴史背景を解き明かしながら解説し、戦争する国は、人権を擁護できることがないことを、わかりやすく解説しました。
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 憲法の話はとかく難しく思われがちですが、笑いが絶えず、とにかく新鮮。ユーモアとピリリ辛いブラックジョークもかませ、軽快なテンポの語り口は、臨場感があって、あっという間の1時間30分でした。

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Commented by 八法亭みややっこ at 2014-09-01 11:59 x
早速に感想を掲載して下さり、また過分な賛辞をいただき、ありがとうございます。

憲法の話は堅苦しい、という先入観は何故なのでしょう?

憲法を身近に感じて頂けたなら、本望です。

by tsuchiya-t-fjcp | 2014-08-31 20:40 | Comments(1)